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「恋人たち」の番号が「6」なのはなぜか?

タロット大アルカナの7番目のカードが「恋人たち」ですね。「Lovers」です。

この絵柄のモチーフは旧約聖書の創世記です。

エデンの園ですね。

神は6日目に人を土から創った。

これが「アダム」です。

アダムの肋骨からエヴァを創りましたね。

なぜでしょう?

「人は一人で居てはいけない」と旧約聖書に書かれています。神の御言葉ですね。

実はエデンの園にはあらゆる生き物が住んでいました。

神はアダムに全ての生き物に名前を付けろ、と命じます。

「名前を付けろ」とは支配することです。

名前を知ることも支配することに直結します。

よくファンタジー映画でもありますよね。

エクソシズムも同様です。

悪魔払いのことです。

なんてオカルトなんだ!と思わないで下さいね。

私はオカルティストではありません。単にエデンの園のアダムの説明の補足として解説しています。

実際にバチカンではエクソシズムの講座があります。

世界中の神話や宗教でも「名前」を知ることで「名前を呼ばれた者を支配」することができるとされています。

【コラム】エクソシズムの信憑性

カトリックの場合ですが、司教、司祭、助祭の下の位階の一つとして祓魔師(エクソシスト)が存在していましたが、形式的なものになっていました。1972年以降はこの祓魔師は聖職者の職位としては存在していないことになります。ただ祓魔式というものは存在し、その式文は直近では1999年に改訂版が出ています。これを行う司祭のことを便宜的にエクソシストと呼びますが、これはあくまで聖職者の位階とは異なります。

現在、盛式の祓魔式を行うことができるのは、司教から許可を受けた司祭だけです。まず医学的、科学的見地から照査し、悪魔憑きとしか思われない場合のみ、厳格な規則に則って式が行われます。トレント公会議以降、悪魔憑きの特徴は4つ(超人的な力を発揮する、知るはずのない言語を話す、知るはずのないこと、遠く離れたところのことを言い当てる、十字架などの聖品、聖水、聖遺物に対する嫌悪の表明や冒涜)とされてきました。その上で綿密な精神鑑定をして、誤って悪魔憑きと判定することがないようにすることを教会は厳命しています。ですから現代ではよほどのことがない限り式が行われることはありません。

エデンの園のエヴァですが、旧約聖書「イザヤ書」ではリリスという女性が登場します。

ユダヤ教の宗教文書タルムードおよびミドラーシュにおいては、リリスは夜の妖怪となっています。しばしば最初の女とされるのですが、この伝説は中世に誕生しました。アダムの最初の妻とされ、アダムとリリスの交わりから悪霊たちが生まれたと言われています。そのリリスの子どもたちはヘブライ語でリリンとも呼ばれます。アダムと別れてからもリリスは無数の悪霊たち(シェディム(英語版))を生み出したとされ、13世紀のカバラの文献では悪霊の君主であるサマエルの伴侶とされたとされています。サタンの妻になったという俗説もあります。

リリスは土から創造されましたが、神の意志に添わなかったわけですね。

故に神はアダムというよい子の肋骨でエヴァを創ったという図式です。

なぜ、このような話しをするかと云えば・・・

「6」という数字が、キリスト教では「堕天使=悪魔」の数字とされるからです。

映画「オーメン」でもダミアンの頭部に「666」という数字がありました。

因みに悪魔にも三位一体があります。

「ルシファー」が「父」ですね。

「ダミアン」が「子」です。

「聖霊」が「偽預言者」となります。

正確に言えばキリスト教義とはかけ離れているんですが、参考程度に解説します。

旧約聖書「創世記」では、神は6日目にアダムを創り、7日目を休日としました。

休日も含めて完成なわけです。

このことから1週間は7日です。

要は「7」が完全なる数字であり「6」は未熟な数字ということです。

さて。

「恋人たち」に話しを戻しましょう。

絵柄はエデンの園のアダムとエヴァであり、ミカエルが二人を祝福しているシーンです。

ただ、気になる点がありますよね。

智恵の樹の蛇です。

キリスト教者ならばお分かりでしょう。

「蛇=サタン=ルシファー」です。

つまり「恋人たち」の絵は、今まさにエヴァがルシファーに誘惑されて禁断の智恵の樹の実を食べる前の状態を絵にしています。

現時点では智恵の樹の実えを食べていませんから、絵柄はミカエルが祝福しています。

しかし智恵の樹の実を食べることは、ヤーウェ・エロヒム(神)の言いつけに背くことです。智恵を身に付けるのがなぜ悪なのか?ですよね。

智恵を身に付けるのは、人間の進化には非常に重要な事です。

それは・・・人間側の都合です。

神が望んでいる人間の姿は、赤子のように純粋無垢であることです。

考えて観て下さい!

産まれたばかりの赤子に智恵はありますか?

何も知識はありません。

真っ白なキャンバスです。

「知識がある=純粋無垢では無くなる」という公式です。

「恥辱」「嫉妬」「傲慢」「怒り」「堕落」「暴食」「強欲」「淫乱」「嘘」「意地悪」・・

このような罪が生まれることになります。

参考までに、キリスト教には「原罪」という概念があります。

原罪はエヴァがルシファーの誘惑によって、智恵の樹の実を食し、それを観たアダムも智恵の樹の実を食べてしまいます。

これは神の戒めを破ったことになり、神は人間をエデンの園から追い出します。

そして原罪として、「人間は死ななければ為らない」「男は働かなければ食べていけない」「女は産みの苦しみを持つ」を持つことになりました。

それを救いに来たのが、救世主イエス・キリストです。

「恋人たち」はこのような原罪の概念を描いているのですから、当然、数字は「6」となります。

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