タロットはどのように学べば良いのか?
タロット学習の最大の問題点は、「意味の暗記」です。
「意味を覚えてはいけない」のがタロットの学び方です。
では、どのようにタロットを学べば良いのでしょうか?
学ぶ手段としては、「タロットスクールへの通学」「タロット講座の受講」「書籍や教材による独学」でしょう。
しかし、どの手段を使っても、本質的には「意味を暗記」することとなります。
逆に言えば「意味を暗記」する学習方法は非常にラクです。
考える必要は全くありません。
しかしタロットリーディングのときには、ドローカードに意味を当てはめるだけです。
それは、相談者に対して失礼です。
苦しい悩みに対して、単純に「意味を当てはめる」だけで終わり・・・。
これはいけませんよね。
それでは「意味を暗記」せずに、どのように学べば良いのでしょうか?
一番の基本は、各々のカードの絵をじっくりと観察することです。
例えば・・・
「愚者」というカードはご存知でしょう。
「愚者」を眺めて(観察ではありません。呆然と見ているだけです)、絵の説明をするとしましょう。
「愚者は派手な服を着ている」
これでは、「描写」ではありません。
「派手」とはどのような事でしょう?
服の模様は?その模様は幾つあるのか?そのようなカタチなのか?色は?
「背景には氷の山が見えます」
これも「描写」とは謂えません。
「氷の山」はどのようなカタチでしょう。
「峰」は幾つあるのでしょうか?
タロット78枚の中で、氷の山が描かれているのは、「愚者」と「隠者」以外はありません。
なぜでしょう?
タロットの絵には必ず何かしらの理由があります。
「愚者の背景の氷の山の峰は9個あります」
「9」番のカードは「隠者」です。
ここまで分かれば、何かしらの相関関係があることは予測できるのでは無いでしょうか?
このように、「絵」に描かれている全ての要素を考えることがタロットの最大最適な学習方法です。
具体的な実践方法は、タロットの絵を一枚づつ丁寧に「写し書き」する方法があります。タロットの絵そっくりに模写するわけです。
実際にやってみると分かります。
模写をした後では、タロットの絵がより詳細に見られるようになっています。