「皇帝」の「4」は必然的にそうなる!
タロット大アルカナ「皇帝」が「4」の数字が割り当てられているのは、至極、当然のことと謂えます。
数秘術(ゲマトリア)でも、「4」は「安定」「堅固」「勤勉」「持久力」「合理的」「論理的」「現実的」「知識欲」「思慮深い」「独立心」「独断的」「孤独」「冷淡」「強情」「疑い深い」「傲慢」「形式主義」「陰気」「打算」等のキーワードが浮かびます。
数字からタロットを連想する最大のコツを教えましょう。
特定の数字に当てはまる日常の「物質」や「出来事」を思い出すのです。
例えば・・・「4」を「周囲にある物ならば何か?」と考えてみます。
「机の脚」「椅子の脚」「サイコロ」「箪笥」「自動車のタイヤ」「ほ乳類動物の脚」「音楽の四分の四拍子」「豆腐」・・・と無数にあります。
ここでは、「椅子の脚」を考えてみましょう。
質問です。
「なぜ、椅子の脚は四脚なのですか?三脚でも五脚でもよいではありませんか?」
それは、最も安定するためです。
三脚・五脚の場合は、椅子に取り付ける位置によってバランスが崩れ、座ると不安定になります。
四脚ならば、四方の隅に取り付けるのは誰でも分かるでしょう。
実は「皇帝」というカードの絵柄には、重要な部分に「4」が示唆されています。
皇帝の座している玉座は、「立方体」です。
皇帝の玉座の四隅には雄羊のオブジェが4あります。
このアトリビュートは、本ブログでは解説しません。
「4」は最も道具として創りやすい構造になっています。
正方形の板を創るのは、正三角形の板を創るより簡単ではありませんか?
なぜなら、四隅が全て90度だからです。
試しにフリーハンドで、正方形(長方形でも構いません)、三角形、円を描いてみて下さい。
最も難しいのは円のはずです。
円には角度が無いからです。
人間は特定の基準があったほうが分かり易い性質があります。
「皇帝」は非常に安定しており、不動で頑健です。独立心があって合理的で現実主義的です。
そうでなければ、「KING」には為れないでしょう。
「皇帝」が「4」の数字なのは当たり前なのです。逆に言えば「4」出なくては為らないのです。