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「女帝」が「3」の数字を持つのは慈悲の精神があるから・・・それはキリスト教の三位一体

「女帝」は「3」の数字が付けられています。

端的に考えれば、「4」が「皇帝」ですから、「皇帝」の后であるから、「3」番というニュアンスがありますが、逆に考えれば、「5」でも良かったはずですよね。

「女帝」のカードの「描写」は省略します。

「女帝」は「戦車」同様に、非常に観るべき部分の多いカードです。

本ブログでは、「描写」から「タロット」を読み解いていくことはしません。

純粋に数字から「タロット」を解釈することを主旨とします。

まずは「女教皇」が「2」であることが重要ですね。

なぜならば、タロットカードの中で「女性」が始めて登場したのは、「女教皇」です。

実は「女教皇」と「女帝」は、二つで一つの関係があります。

「女教皇」+「女帝」=「完全なる女性」という公式が成り立ちます。

余談ですが、「皇帝」+「法王」=「完璧なる男性」という公式も成り立ちます。

「女帝」の「3」の数字が示すメッセージの中で、タロットにおいて最も重要なものはキリスト教の「三位一体」です。

「三位一体」とは何か?ですね。

まず確認しなければ為らないことがあります。

キリスト教は「ユダヤ教」が元になっています。

事実、教典として「旧約聖書」はユダヤ教の教典ですが、キリスト教も読みますよね。同時に「イスラム教」もユダヤ教が原点です。

つまり、「キリスト教」と「イスラム教」は、原点は同じ。すなわち兄弟のようなものです。

それにも関わらず、太古からキリスト教徒とイスラム教徒は戦争をしていますよね。

まあ・・宗教ではよくあることです。

ということは・・・

本来はキリスト教は、一神教のはずです。

なぜならば、ヤーウェ(YaHWe)しか神はいません。

ヤーウェと語るのはおこがましいので、旧約では「アドナイ様」と呼んでいます。

とにかく、この宇宙全てを創造したのは、ヤーウェです。

この点は、旧約聖書の「創世記」に書いてあります。

しかしです。

キリスト教では「三位一体」という考え方があります。

これは「イエス」のポジションの考え方ですね。

キリスト教では、イエスはヤーウェ自身です。

正確に言えば、「ヤーウェ自身が人間の姿で登場したのがイエス」となります。

皆様は「肉体」を持つことは下等である・・と思うかも知れませんね。

純粋な霊的存在のほうが、高等である、という考え方です。

これは、ある意味正しいのですが、実は「肉体」があること自体が、非常に希有で希少なのですね。

聖書外典の話しです。

キリスト教学には多くの説がありますから、何が正しいとは判別できません。

ただ、このような考え方も存在する、という言い回しです。

※私自身が以下の様に考えている訳ではありませんよ。あくまでも説として解説しているだけです。

アダムは「ミカエルの肉体化した存在である」

ルシファーも「肉体を持つ唯一無二の堕天使である」

旧約で登場する「モーゼ」「ノア」・・・のような超有名人物は、各々の天使の肉体化である、という考えです。

このことは余談なのですが、「イエス」=「ヤーウェ」という公式はキリスト教では当然のことです。でも三位一体なのですから、三人いるわけです。

そのもう一人が、「聖霊ルーハ」です。

「三位一体」とは「父と子と聖霊」に他なりません。

ここで父というのはヤーウェですね。

子はイエスです。

※本物の子ではありませんからね。あくまでも、ヤーウェ自身が肉体化して人間世界を救うために人間として生まれてきたと言う意味です。

そこで聖霊についてです。

これも新約聖書に記載されているのですが、イエスが奇跡を起こす技は聖霊によるものです。

もっと謂えば、ペテロやヨハネなどのイエスの使徒達も奇跡を起こしていますが、こrても聖霊によるものです。

そこで原始キリスト教では、本来ならばヤーウェが絶対的神であるが、イエスが救世主(メシア)という論理なので、神が二人できてしまったわけです。

そこで、「ヤーウェ=イエス=聖霊」という公式を創ったわけですね。

タロットにおいて、「3」は特別なメッセージがあるカードです。

この「3」は小アルカナも同じように謂えます。

小アルカナについては、別章で解説しますので、ここでは省略します。

ということは・・・

「女帝」は何者でしょう?

「3」という数字ならば、「女帝=聖母マリア」となります。

事実、「女帝」は妊婦です。

タロットで妊婦は「女帝」以外いません。

このように数字でタロットを解釈するのも面白いですね。

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